スロージギングを始める前に、揃える道具にお悩みの方へ
釣り人は同じでも道具が違うだけで釣果が変わります。
船での餌釣りにだいぶ慣れてきたころ、魅力的に見えた釣りがスロージギング。
一緒に船に乗っている釣りの先輩たちがすでにやっていて、ルアーをゆっくりと動かすと、餌釣りではなかなか釣れないアカハタやカンパチ、マハタなどおいしい魚がたくさん釣れている。
私もやりたいと思い、まずは道具を探しましたが種類が多くてよくわかりません。とりあえずある程度の重さのルアーを動かせて、魚を巻き上げられればよいと考え、比較的安価なスロージギング用の竿とリールを揃えて挑戦。
道具を揃えて意気揚々と始めたものの、なぜか自分だけ釣れない。全く釣れないわけではないけれど、一緒に釣りをしている仲間と比べると、必ず私の方が釣れない。これは何か原因があるに違いない。
なぜ釣れないのかを考え、ルアーなどの仕掛けをいくつか試してみましたが、目立った効果はありませんでした。
先輩方のルアーを真似させてもらい、誘い方も教えてもらい、ラインやリーダーも大差のないものを使ってみる。それでも、同じようには釣れない。
消去法で残ったのは竿とリールだけだったので、自分でいろいろ調べた結果、思い切ってスロージギング専用で良さそうな竿に変更しました。
これが正解でした。竿を変えて、その特性を生かした釣り方を実践すると、釣れる魚の数も種類も増えました。自分だけ釣れなくて悩むこともなくなり、心も健康になりました。
スロージギング専用の竿は、竿の反発力で勝手にジグを跳ね上げてくれます。竿が自動的に動いて魚を誘ってくれるイメージで、テクニックはほとんど必要ありません。その竿の反発力を使ったジグの動きが、魚が食いつきやすい動きにつながっていると感じます。
使ってみてわかりましたが、以前使用していた竿では、おそらくいくら私が頑張っても同じようにルアーを動かすことはできないです。 竿の性能をテクニックで補うのは無理です。そのくらいほかとは違う特徴のある竿だと思います。
スロージギングはゆっくりルアーを動かすため、竿はどんなものであっても自分でゆっくり動かせばよい。という考えが、釣果が伸びない原因でした。
あまり経済的な余裕がなかったこともあり、とりあえず初めは安い竿とリールを揃えて始めましたが、結局は無駄な買い物、損をする結果になりました。後悔しないためにも一本目からスロージャーカーを使うことをおすすめします。
ちなみに私が使っているのを見た仲間も何人か同じ竿を購入しました。島の先輩や、遊漁船員の方も使い続けているので、自信をもっておすすめできる一本です。
スロージャーカー603-3にピッタリなリールは、オシアジガーの1500番です。
PEは2号で500m巻けるため、多少切れてもそのまま使えます。
リールも安物は避けた方が良いです。以前は安価なリールを使用していましたが、ハンドル1回転当たりの糸巻量が極端に少なく、仕掛けの回収に時間がかかり困りました。
船長が仕掛けあげて―というたびに全力で巻かないと人を待たせてしまう感じでした。
みんなを待たせないように毎回必死で巻き上げていました。
オシアジガー1500にはPE2号が500m巻けます。
PE2号に合うリーダーは10号程度と言われていますが、根ずれが心配なので12号を使っています。
ソリッドリングとルアーを接続する部品。私は主に5号を使っています。
ネットで買うとサイズを間違えがちです。
リールにラインを巻くときにあると便利です。
ラインを巻くときはテンションをかけながら巻かないといけないので、糸巻き機がないときは両足でラインを抑えて、テンションをかけながら、左手でリールを抑えて右手で巻くという全身を使った巻き方をしていましたが、テンションが緩いのでかなりラインが余りました。
糸巻き機があれば、ラインを余らせず巻ききることができます。
リールを変えたときや、ラインを巻きなおすときにも使うので、持っていると便利です。
