サビキ釣りは、桟橋から気軽に楽しめるので、初心者におすすめの釣りです。
釣りに興味がある友人や、小学生くらいの子どもが遊びに来たときは、一緒にサビキ釣りを楽しんでいます。
理由は、難しいテクニックが必要なく、魚が釣れる可能性が高いからです。
道具も比較的安価なものが多く、そろえやすいです。
魚がいれば、初心者でもほぼ釣れるため、「釣りをしてみたい! 自分で釣った魚が食べたい!」と思っている方は、ぜひチャレンジしてみてください。
これから釣りを楽しんでいくための第一歩となります。
全体のイメージはこんな感じです。
竿は4m以上の柔らかくて長い竿がおすすめです。
長さは岸壁から離れたところに仕掛けを落とすために、柔らかさは魚が掛かったときにバラさないために必要です。
サビキ釣り用の竿の用意を面倒くさがって、ルアータックルにサビキを付けたことがありますが、竿が硬いので明らかにバラしが多くなりました。
5mを超えると初心者には少し扱いづらいかもしれません。
私は磯竿の2号を使っていますが、1匹でもかなりしなるので、2匹以上まとめて釣るなら3号が良いと思います。
リールは小さくて軽いものが使いやすいです。
小学生の甥っ子の誕生日プレゼントとしてあげた竿とリールを紹介します。魚を釣ってもらいたいけれど、壊す可能性もあるため、そんなに高くなくて、安っぽく見えなくて、壊してもダメージが少ないものを考えて選びました。
気に入って、家の中でもずっと持ち歩いていましたし、実際にムロアジや小さいカンパチが釣れて、とても喜んでいたので、プレゼントにもおすすめです。
サビキは、魚皮やスキンゴムなどを巻いた擬餌針が複数付いている仕掛けで、これを上下に動かすことで、小さな甲殻類やプランクトン、小魚などをイメージさせています。
神津島で主なターゲットとなるムロアジやゴマサバは意外と引きが強いので、ハリスは最低でも1.5号以上が必要です。
慣れていない場合は、針数が少ない方が扱いやすく、ライントラブルを減らせます。
コマセ網は、狙いの深さまで仕掛けを沈め、海中でコマセ(エサ)を撒くために使用します。少し深い場所でもコマセと仕掛けを同調させやすくなります。
口が大きい方がエサが入れやすいため、おすすめです。
おもりは、仕掛けを沈めるために使用します。重すぎると魚がかかったときにバレやすくなりますので、2号から4号程度をおすすめします。
巻き餌用スプーンは、アミエビをコマセ網に詰めたり、海に撒くために使用します。これがないと、臭いコマセを手で触ることになるため必需品です。
サビキ釣りの場合、フカセ釣りのように遠くにエサを撒く必要はないため、かさばらない短いサイズがおすすめです。
サビキ釣りに使用するエサはアミエビです。オキアミではありません。エサの大きさが異なるため、間違えないようにしましょう。
島の釣具店で売っているので、現地で調達が可能です。釣り場に魚を集めるためには、ある程度の量を撒く必要があるので、チューブや少量のパックよりも、500円ほどで販売されているアミエビの冷凍ブロックがおすすめです。
ちなみに、エサは当日中に使い切った方が良いです。
翌日また使おうなどと考えて一日放置すると、非常に強い臭いが発生して処分に苦しむことになります。
〇 アミエビ
✖ オキアミ
サビキ釣りでは、まず自分の釣り場所にコマセ(エサ)を撒いて魚を寄せることが大切です。
竿を出しても魚がいなければ釣れません。
神津島は海がきれいで、魚が寄ってきたら見えるので、魚を確認してから仕掛けを投入しましょう。
コマセ袋をセットしたサビキ仕掛けをただ沈ませるだけでは釣れにくいため、海中に仕掛けを下ろしたら竿を上下にしゃくって、コマセ袋からコマセがこぼれるように操作します。
この誘いは、サビキ仕掛けを揺らして魚を誘う役目も兼ねています。基本的には仕掛けをある程度沈めてから1メートルくらいしゃくり上げ、コマセとサビキ仕掛けを同調させるだけです。
ちなみに私は、スプーンで直接エサを巻いて、その中に仕掛けを沈めています。こうすればカゴにエサを入れる手間が省けます。
アタリは竿先に明確に出るので、すぐにわかります。少し慣れてきたら、1度目のアタリですぐに釣りあげずに、少し待って追い食いを狙ってみましょう。
1匹掛かると仕掛けが揺れて、食いが良くなり、2匹、3匹と釣れるようになります。