胴長10㎝から50㎝。4㎏クラスも毎年釣れています。
エギングが主な釣り方です。さまざまな誘い方がありますが、周囲ではスラックジャークという釣り方をしている人が多く見受けられます。
エギングのほかに、アジなどの活餌を使うヤエン釣りという釣り方もあります。エギングよりも釣果が良いと聞いたことがありますが、エサの入手に一手間かかる上、難しそうな釣りなので挑戦したことがありません。
まれに、ジグやミノーで釣れることもあります。
一年中楽しむことができますが、特に釣果を得やすいのは秋です。9月から10月は、初心者がエギングを始めるには最適な時期と言えます。
アオリイカの産卵期は6月から7月で、1年で成長し、卵を産むと死ぬとされています。
春から初夏のシーズンは、秋に比べて個体数が少なく、警戒心が強い大型のイカを相手にすることになります。この時期は、少々手ごわいですが、4㎏を超えるような大物は、毎年この時期に釣れることがあります。
秋になると、新子と呼ばれる未成熟な小型のイカが群れを成して餌を追う季節となります。このため、警戒心の薄い個体が多く、しかも群れで行動することから、我先にとエサを奪い合います。その結果、素直にエギを抱くようになります。釣り人にとっては、釣りやすい季節であり、エギングには適しています。
秋は小型が主になりますが、春よりも断然イカを釣りやすく、数釣りが楽しめます。
冬場は風が強い日が多いため、エギングはほとんどできません。
初心者や慣れていない方には、日が暮れてから釣りをする際に前浜桟橋南側の根本のポイントをおすすめします。神津島で唯一、海側に街灯が設置されているため、夜にもサイトフィッシング(見ながら釣ること)を楽しむことができる場所です。エギを動かした際のイカの反応や、竿をしゃくった時の糸ふけが確認できるため、初心者には特に適しています。
刺身にすると甘みが強く、美味しいイカです。キッチンペーパーなどを使って、薄皮をきれいにはがすのがポイントです。煮ても焼いても、美味しくいただけます。