季節ごとに釣れる魚と、気候などの釣りをする環境をお伝えします。
3月頃になると冬に吹き荒れる季節風が少しずつ収まり、気温も上がってくるので、秋と並んで釣りに適した時期になります。
2025年は3月にキハダマグロが毎日のように釣れました。
4月と5月は、毎年カツオやカンパチが釣れる良い時期です。
例年4月頃からアカイカが産卵時期を迎え、浅場に回遊してくるため、桟橋で釣れるようになります。島民の一大イベントで、みんな楽しみにしています。
神津島では、エサ巻きスッテで釣るのが一般的ですが、エギングで狙ってみるのもオススメです。
アカイカは秋のアオリイカと同じくらい簡単に釣れるので、エギングの初心者の方は練習になると思います。
例年、3月頃からサバが回ってきます。桟橋でも船でもエサでもルアーでもサバが釣れます。
神津島で釣れるサバはほとんどがゴマサバで、マサバより脂が少なく、味は劣ります。
黒潮の接近する水温が20度前後の時が、カツオ類(ハガツオ、スマなど)が釣れるベストコンディションと言われています。
例年5月頃にこの条件になることが多いです。また、カツオが小魚を追い回すナブラも頻繁に現れます。
観光のお客様が多い時期で、釣りをする人も増えます。桟橋が混んでいるときは大体何か魚が釣れている時ですが、夏は何も釣れていなくても混み合っています。
当たり前ですが非常に暑い時期です。釣り場には基本的に日陰がないため、日中に釣りをする際には、帽子や日焼け止めなどの日焼けや熱中症対策が必要です。釣りを楽しむのであれば、比較的涼しい早朝や夕方がおすすめです。
水温が上がり、大体25度を超えると、人気ターゲットであるシイラが釣れるようになります。沖ではカマスサワラが釣れ始める一方で、カツオ類は徐々に姿を消していきます。
伊豆諸島自慢の魚、タカベに脂がのってきて最も美味しい時期を迎えます。
20㎝ほどの小さいカンパチが大量に現れます。
春に釣れるカツオ類とは別物のように味が変わります。
暑さも和らぎ、釣りに最適なシーズンを迎えます。
この時期のアオリイカは秋イカと呼ばれ、サイズは大きくありませんが、活性が高く、釣りやすい時期です。
西から風速15メートル程度の風が頻繁に吹くようになり、ほとんど釣りができません。
前浜桟橋は波をかぶってしまい、立ち入ることのできない日が続きます。多幸湾は、波はありませんが後ろから風が吹いてくるので、突風にあおられて海に落ちそうになります。釣り船も出船できない日が多く、釣りには不向きな時期です。
私の経験上、良型(2キロオーバー)のシマアジが釣れるのはこの時期が多いです。
桟橋が波をかぶり続けた結果、海苔が生えます。海苔が生えている場所は、非常に滑りやすく危険です。生えていない場所で釣りをするか、スパイクシューズの着用をおすすめします。
車も滑りやすいため、桟橋を走る際には十分に注意してください。ブレーキやハンドルが効かなくなることがあります。
バイクや自転車で乗ると絶対転ぶので乗らないようにしてください。