20cmから70cm。桟橋から5kgクラスも釣れます。神津島では2㎏以下は「ショゴ」と呼ばれていて「カンパチ」ではないと言われています。
カンパチは獰猛な魚で、サビキ釣りやカゴ釣り、ルアー釣り、生き餌の泳がせ釣りなど、さまざまな釣り方で釣れます。
カンパチ狙いの人は泳がせ釣りかルアー釣りが多いです。
釣れる魚の大きさは、基本的に「泳がせ釣り」>「ルアー釣り」>「オキアミのエサ釣り」の順ですが、オキアミで大型のカンパチが釣れることもあります。
泳がせ釣りでは、3kgや4kgのカンパチが普通で、エサは小型のムロアジを使うことが多いです。
一年中釣れますが、毎年3月後半から7月頃に大型のカンパチが釣れることが多くなります。
夏になると、小型のカンパチが大量に現れます。
神津島のように、桟橋で大型のカンパチが釣れるところはあまりないそうです。
カンパチを狙うなら、主流はジグです。桟橋では60gから100gくらいのジグが多く使われています。40g以下だと、潮の流れが速いときに着底できないことがあります。
ミノーやポッパーなど表層で釣れることもあります。
フックは強いものを選ぶ必要があります。大物が掛かったときに伸びてしまう可能性があるからです。
3kg以上のカンパチを狙うなら、ある程度大型のタックルで挑むことをおすすめします。
カンパチは掛かると下に突っ込み、岩の間などに入ってしまう特性があるため、走らせてしまうと、岩にこすれてラインブレイクしたり、根掛かりを起こしたりします。
そのため、ドラグはキツめに設定しておき、かかったら一気に底から引き離す釣り方が効果的です。
ルアーのフックも、力がかかっても伸びないものを使う必要があります。
釣れる時間帯は圧倒的に早朝です。釣り場は桟橋がおすすめですが、磯は魚がスレていないため、よく釣れる気がします。
泳がせ釣りは、サビキで小さいムロアジやマアジを釣って流すのが一般的です。
アジ系が釣れないときには、小さなタカベやハタンポなどを使用する人もいます。小さなカンパチをエサにして釣れたという話も聞いたことがあるので、何でも良いのかもしれません。
大型のカンパチを狙う船釣りでは、アカイカもエサとして使われます。
泳がせ釣りはエサを調達するために、サビキ釣りの仕掛けも用意しなければならないため、準備には少し手間がかかります。
また釣れてもちょうどいいサイズのエサが取れるとは限りませんし、最悪の場合、エサが用意できないこともあります。
刺し身が美味しい。2kgを超えると脂が乗って一段と美味しくなります。